[V-33] 極低温環境下でのコンクリート強度試験
キーワード:水素発電、液化水素、コンクリート製タンク、極低温環境、圧縮強度、割裂引張強度
エネルギー安全保障と地球温暖化対策として,水素をエネルギー源として利用する水素社会の実現が期待される.水素発電が実現すれば,水素を大規模に貯蔵する必要があるが,水素は-253℃で液化し,体積が気体に比べて約800分の1となるため,液体での輸送・貯蔵が効率的である.本検討では,コンクリート製液化水素タンク開発を念頭に,液化水素温度におけるコンクリートの強度特性を確認することを目的とした.液体窒素および液体ヘリウムを用いた極低温環境下の試験により、圧縮・引張ともに温度の低下に伴って大幅に強度が上昇し、液化水素を想定した液体ヘリウム下では圧縮強度が常温の5~6倍となることがわかった。
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