令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

防食 (3)

2019年9月4日(水) 10:25 〜 11:55 V-6 (幸町北6号館 611講義室)

座長:羽渕 貴士(東亜建設工業)

[V-330] 2種ケレンによるアルミニウム・マグネシウム合金溶射の耐久性評価

*谷本 竜也1、杉浦 邦征3、鈴木 康夫2、吉田 雅彦1、寺田 智子1、松村 政秀4 (1. デーロス・ジャパン、2. 富山大学、3. 京都大学大学院、4. 熊本大学)

キーワード:溶射、アルミニウム・マグネシウム合金溶射、2種ケレン、封孔処理、防食、維持管理

鋼橋の塗替え工事では耐久性の観点から素地調整が非常に重要である.しかし,狭隘部や市街地等では工事上の制約によりブラストを使用した十分な素地調整の作業が困難であり,現実的な素地調整を行ったうえで耐久性を向上させる防食工法が求められている.そこで、本研究ではブラストにより1種ケレンの品質が確保できない場合又は電動工具を用いた2種ケレン相当の素地調整面に,アルミニウム・マグネシウム合金溶射を行い,高浸透型ウレタン系封孔処理剤を適用する工法について付着力試験と腐食促進試験を行い,防食性能を評価した.腐食促進試験により,本工法の高い耐久性を確認した.

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