新材料・新工法（構造）(1)

[V-331] Structural performance verification test for shear force of joint structure of deplyable reinforcement pile and steel pipe column

*岩本 拓也¹、黒岩 育子¹、山野辺 慎一¹、鈴木 健一²、加藤 精亮²、玉嶋 克彦³ (1. 鹿島建設株式会社、2. 東日本旅客鉄道株式会社、3. 大成建設株式会社)

Keywords:deployable reinforcement, cast-in-place pile, joint structure of pile head

低空頭・狭隘地における場所打ち杭の施工性を改善する工法として，杭の軸方向鋼材にPC鋼より線(ストランド)を用いたストランド場所打ち杭工法が開発されている．本工法を用いた杭と鋼製柱との合理的な接合構造として，ストランドのマンションを鋼管柱基部にナットで定着し，ベースプレート下面にずれ止めを設置することで，軸方向力，曲げモーメントおよびせん断力を伝達する構造を提案した．本稿では提案する接合構造の縮小模型試験体を用いた正負交番載荷試験を実施し，軸力作用下におけるせん断力に対する接合部の構造性能を検証した．その結果，提案する構造は設計せん断耐力の2倍以上のせん断耐力を有することを確認した．