新材料・新工法（構造）(1)

[V-333] 鉄道構造物における機械式鉄筋定着工法のせん断補強鉄筋への適用について

*西 恭彦¹、朝長 光¹、石川 太郎¹、玉井 真一¹ (1. （独）鉄道・運輸機構)

キーワード：機械式鉄筋定着工法、鉄道構造物、耐震、構造細目、新材料・新工法（構造）、施工技術

近年、コンクリート構造物の生産性向上の観点から、せん断補強鉄筋にフックを定着体に置き換えた機械式鉄筋定着工法の導入が検討されることがある。鉄道構造物等設計標準では、せん断補強鉄筋を横拘束鉄筋として軸方向鉄筋を取り囲んで配置することを前提に耐震性能を照査することとしているため、道路橋示方書に示される中間帯鉄筋のような単純にフックを定着体に置き換えた配筋で機械式鉄筋定着工法を適用することができない。ここでは、耐震性に配慮した鉄道構造物への機械式鉄筋定着工法の適用に関する検討経緯と今後の課題について述べる。