新材料・新工法（構造）(1)

[V-335] Study on Accelerated Curing Method for Ultralow Shrinkage and High Strength Fiber Reinforced Concrete Made from a Large Amount of Industrial By-products

*恩田 陽介¹、佐々木 亘¹、松田 拓¹、竹山 忠臣¹ (1. 三井住友建設株式会社)

Keywords:supplementary cementitious materials, ferro-nickel slag sand, steam curing, ultra-high strength, ultralow shrinkage

近年，混和材の使用量を高めたコンクリートの検討が活発に行われ，土木学会より指針案も発刊された．筆者らは超高強度コンクリートの配合を基本に粉体および細骨材に産業副産物を使用することで，単位水量を極めて低減することができ収縮量も非常に小さい高強度コンクリートの開発に成功し，さらに短繊維も適用可能であることを確認した．本稿では，開発したコンクリートのプレキャストプレストレストコンクリート部材への適用を目的とし，蒸気による促進養生方法について検討した．その結果，高温の蒸気養生によりポルトランドセメントを用いない条件でありながら150N/mm²程度の高い圧縮強度を早期に得ることが出来ることが分かった．