新材料・新工法（構造）(2)

[V-345] RC はり曲げ試験によるポリウレア樹脂を用いたCFRP プレート接着補強工法の曲げ補強効果に関する研究

*櫻井 俊太¹、日野 伸一²、小林 朗³、小森 篤也³ (1. 九州大学大学院、2. 大分工業高等専門学校、3. 日鉄ケミカル＆マテリアル)

キーワード：CFRPプレート、ポリウレア樹脂、曲げ補強

高度経済成長期に大量に建設されたわが国の土木構造物の老朽化が深刻化しており，復旧や補強対策等の維持管理がますます重要視されるようになってきた。近年，高強度,かつ軽量で現場施工性に優れたCFRPプレートを用いた土木構造物の補強工法が注目されている。著者らによる既往の研究から，CFRPプレート接着補強工法においてプレート接着にポリウレア樹脂を用いることによる付着性能の改善を確認した。本研究では，同工法の曲げ補強効果を検証するため，ポリウレア樹脂の有無をパラメータとしてRCはりの曲げ載荷試験を行った。その結果，高強度タイプ試験体ではポリウレア樹脂を用いることによる曲げ補強効果の向上が確認できた。