令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

複合劣化/劣化予測

2019年9月5日(木) 08:40 〜 10:10 V-1 (幸町北4号館 433講義室)

座長:須田 裕哉(琉球大学)

[V-349] 凍・塩害の進行に及ぼす最低温度および水の塩分濃度の影響

*遠藤 裕丈1、安中 新太郎1 (1. 国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所)

キーワード:コンクリート、最低温度、塩分濃度、凍害、塩化物イオン量

寒冷地では車両の走行安全性確保のため、路面に凍結防止剤が散布される。このような地域のコンクリート構造物は凍結防止剤と凍結融解の影響を受けやすく、凍・塩害が懸念される。寒冷環境の厳しさは地域によって異なり、限られた予算で各地のコンクリート構造物を合理的に維持管理するため、地域特性を適切に考慮した劣化予測が求められる。本研究では、凍・塩害の進行と地域特性の関係の整理の一環として温度と塩分に着目し、最低温度と水の塩分濃度が凍・塩害の進行に及ぼす影響を室内実験により調べた。スケーリングは所定の塩分濃度の持続性と最低気温の低さ、塩害は塩分濃度の高さが重要な環境評価項目である知見を得た。

講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワード