[V-356] 外部電源陽極方式に生じた外観変状の原因分析と防食効果追跡調査
キーワード:防食、外部電極方式、外観変状、照合電極、分極抵抗
島根県西部の日本海沿岸部に位置し,1941年に建設されたRC単純T桁橋である本橋りょうは,飛来塩分による鉄筋腐食が著しいため,2000年に上り線桁,2007年に下り線桁に,チタンメッシュ陽極方式による電気防食を施工した.このうち上り線桁下面のオーバーレイ材に,幅3.0mmのひび割れや浮きが認められたことから,調査を実施することとした.2011年にコア採取による調査を行い,ひび割れや浮き原因は鉄筋の腐食によるものではないことがわかった.また,2018年に防食効果を確認するため,外部照合電極を用いた復極量試験と交流インピーダンス法による分極抵抗測定を実施した結果,防食状態にあることがわかった.
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