[V-357] 鋼橋の腐食要因別対策と維持管理の向上を目指した取り組み事例
キーワード:鋼橋、維持管理、定期点検、維持管理困難部位、塗装塗替、腐食
橋梁維持管理の点検,計画,修繕対策が分業化され,点検作業も定型化される傾向にあり健全性向上に十分な効果が得られていないと危惧される.自治体の鋼橋で確認された腐食損傷状況や過去の対策実績を踏まえ,対策方法を提案することで健全性の向上を目指した取り組み事例を示す.A市では,塗装塗替が回を重ねる毎に短期化しており,素地調整の問題や塗料の変遷,防食機能の劣化と腐食状況からその要因を考察した.腐食要因を6つに整理し,主な対策方法として素地調整を1種から3種に転換すること,維持管理困難部位については作業空間確保のための構造改善,さらに点検時に部分対策実施の導入を提案した.
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