疲労・衝撃

[V-36] CFCCスラブの繰返し曲げ疲労に関する実験的検討

*石井 智大¹、渡瀬 博¹、幸田 英司²、田中 徹² (1. オリエンタル白石株式会社、2. 東京製綱インターナショナル株式会社)

キーワード：CFCCスラブ、曲げ疲労試験、繊維補強コンクリート

CFCCスラブは、腐食しない構造材料であるCFCC(炭素繊維複合ケーブル)を緊張材として使用し、床版支間方向および橋軸方向の2方向にプレストレスを導入したプレキャストPC床版である。さらに、繊維補強コンクリートを採用することで緊張材以外の補強材を削減しており、厳しい塩害環境下においても確実に耐久性を確保することを目的としている。本研究では、CFCCスラブの繰返し曲げ疲労試験を行い、目地の有無による影響がないこと、および標準的なPC床版と比較して、CFCCスラブの曲げ耐荷性能が同等であることを確認した。