[V-382] 動的荷重作用下における断面修復部の剥落危険性に関する解析的検討
キーワード:断面修復工法、湿度移動解析、乾燥収縮、有限要素法
鉄筋腐食に伴う被りコンクリートの剥落や断面修復部の早期剥落は,剥落片の衝突等で第三者被害を生じる可能性を秘めており,剥落危険箇所の早期発見・対処が必要である.そこで,本研究では補修による断面修復部の早期剥落危険性の定量評価を最終的な目標とし,既設部の初期相対湿度を変化させた解析モデルに対して,動的荷重を作用させることで,既設部の初期相対湿度が,断面修復部の剥落危険性に及ぼす影響を評価した.解析結果から,既設部の初期相対湿度が小さいほど修復部近傍にひび割れが卓越し,また,動的荷重に伴う加速度応答が大きくなったことから,既設部の相対湿度の低下が剥落危険性に大きな影響を及ぼすことが明らかになった.
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