[V-389] 小口径アンカーと柱体に支持された補強梁のせん断耐力に関する解析的検討
キーワード:小口径アンカー、補強、構造耐力、せん断耐力、3次元解析
既設の逆T字型基礎の引揚支持力の簡易な補強方法として,不足する引揚支持力を補強梁に連結した2本の小口径アンカーに分担させる補強方法を開発した.この補強梁と既往のディープビームのせん断耐力式とで定義されるせん断スパン長aが異なる.そこで,昨年度実施した小口径アンカー補強実験のシミュレーション解析を行い,補強梁断面内のせん断破壊メカニズムの変化について詳細に調べた.その結果,ひび割れの発生地点と角度が外側断面と中央断面で異なっており,補強梁の短軸位置でせん断スパン長aが変わる事を確認した.この検討を基にせん断耐力の算定に用いるせん断スパン長aを設定し,耐力式の検討を行う予定である.
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