疲労・衝撃

[V-39] 改良型ループ継手を適用したプレキャストPC床版の輪荷重走行試験

*畠山 繁忠¹、日野 伸一²、濵田 秀則³、正木 守¹、左東 有次¹、河邊 修作¹ (1. (株)富士ピー・エス、2. 大分工業高等専門学校、3. 九州大学大学院)

キーワード：ループ継手、輪荷重走行試験、疲労耐久性、継手構造、プレキャストPC床版

近年，高速道路の道路橋において，種々の要因により劣化したRC床版を，耐久性に優れ，かつ急速施工が可能なプレキャストPC床版に取り替える事例が増えている．床版の継手構造は，継手としての実績が多く，特殊な加工を必要としないループ継手が基本として採用されているが，床版厚の低減が課題とされている．そこで本研究では，床版厚の低減を目的としてループ鉄筋を傾斜配置した改良型ループ継手を開発した．本報では，改良型ループ継手構造を有する実物大のプレキャストPC床版試験体を用いて実施した，輪荷重走行試験について報告する．