令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強 (2)

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 V-2 (幸町北5号館 522講義室)

座長:高橋 良輔(秋田大学)

[V-394] PIC板による鉄筋定着部が損傷したRCはりのせん断補強効果

*永松 牧子1、海部 貴裕2、中馬 紗貴3、岡本 賢治4、鶴田 健4、松田 浩5、山口 浩平5 (1. 長崎大学大学院工学研究科、2. 前長崎大学大学院工学研究科、3. 前長崎大学工学部、4. マテラス青梅工業、5. 長崎大学)

キーワード:PIC板、樹脂含浸コンクリート(PIC)、せん断補強、鉄筋定着、曲げせん断試験、RCはり

近年、様々なコンクリート構造物の長寿命化や維持管理の重要性が注目されてきている。RC構造物の劣化損傷には、中性化・ASR等の要因による鉄筋腐食ひび割れが挙げられる。主筋付近で水平方向のひび割れが生じた場合、鉄筋とコンクリートの付着力が著しく低下することが考えられる。
以上の背景より、本研究ではコンクリート構造物の長寿命化と鉄筋定着部の鋼材腐食によるひび割れが生じたRCはりの補強を図る材料としてPICに着目した。高耐久性埋設型枠として開発された薄肉のPIC板を、健全および鉄筋定着部が損傷したRCはりの側面に外型枠かつ補強部材として用いた場合の力学特性、特にせん断補強効果について実験より検討した。

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