令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

補修・補強 (3)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 V-2 (幸町北5号館 522講義室)

座長:栗橋 祐介(室蘭工業大学)

[V-407] 熱可塑性FRPを埋設したコンクリート梁の曲げ性状

*保倉 篤1、宮里 心一1、後藤 匠1 (1. 金沢工業大学)

キーワード:熱可塑性FRP、熱硬化性FRP、鉄筋、曲げ性状、FEM解析

コンクリートに埋設される鉄筋の代替品として,FRP筋が適用されているが,従来の熱硬化性FRP(以下,FRTS)ではコストが弊害となっている.そこで,製造工程の少ない熱可塑性FRP(以下,FRTP)が連続的に大量製造されれば,コストの低減が期待される.そこで本研究では,FRTPとFRTS,および鉄筋を用いたコンクリート梁供試体を作製し,実験および解析を行い比較した.その結果,CFRTPを埋設したコンクリート梁供試体では,CFRTPと同等で,GFRTSおよび鉄筋よりも最大荷重は大きくなることを確認できた。また,GFRTPを含めて,実験と解析による荷重-変位曲線は同等になることを確認できた.

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