疲労・衝撃

[V-41] Analysis of concrete damage around wind turbine foundation anchorage by liquid water

*関根 英人¹、藤山 知加子¹、千々和 伸浩² (1. 法政大学、2. 東京工業大学)

Keywords:wind turbine foundation, Synthetic joint, anchorage, Cyclic water pressure, two-phase model

本研究は，アンカーリング方式の風車基礎定着部における鋼コンクリート境界面への液状水浸入によるコンクリート損傷の再現解析を目的に，通常のコンクリート要素を骨格と間隙水の要素とで構成するモデルで解析を行った．その結果，実験研究と同様に内部の間隙水圧の増加によるコンクリートのひずみ増加が確認できた．また，載荷速度，間隙の浸透係数，圧縮剛性，空隙率の特性値の変化による内部の損傷について分析を行い，載荷速度を上げた場合では，水圧の増加が確認できたが，疲労寿命は実験とは異なる傾向を示した．また，浸透性，空隙率を小さくし，構造を密にした場合においては，疎にした構造と比較して疲労寿命の差は僅かであった．