令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

路面評価(舗装)(3)

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 V-3 (幸町北5号館 523講義室)

座長:富山 和也(北見工業大学)

[V-452] クラウド型簡易路面診断ツールの国道における活用事例

*島田 孝司1、佐々木 博1、河村 崇1 (1. 株式会社富士通交通・道路データサービス)

キーワード:道路維持管理、舗装、路面評価、スマートフォン、国道

本論文では,クラウド型簡易路面診断ツールである『道路パトロール支援サービス』の国道事務所における活用事例について報告する.2017年3月には国管理版の道路舗装点検要領が改定された.ここでは国道においてこれまで行われてきた「路面性状調査車」による路面性状評価方式から「目視」重視の点検方式に大きく舵がきられた.先行事例では,従来分離されていた「舗装点検」と「パトロール」を融合させ,日常的なパトロール時にデータを収集し,評価結果を基に損傷レベルを判断するサイクルを構築している.さらにこのサイクルを継続し経年変化を把握することで,劣化進行速度の速い区間の早期対応を実践している.

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