Japan Society of Civil Engineers 2019 Annual Meeting

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第V部門

耐久性一般 (2)

Thu. Sep 5, 2019 10:25 AM - 11:55 AM V-4 (幸町北5号館 524講義室)

座長:中村 文則(長岡技術科学大学)

[V-468] Chloride ion penetration characteristics to cracked part of RC concrete by eight year exposure test

*佐藤 正俊1、加藤 誠司1、中村 光2、三浦 泰人2 (1. 中部電力株式会社、2. 名古屋大学大学院)

Keywords:clack width, RC member, Chloride ion, long term exposure test

発電所の冷却用海水取放水設備に用いられているRC製地中ボックスカルバートでは,大規模地震時にひび割れが発生する場合があり,ひび割れ部からの塩化物イオン浸透が懸念される。そこで,被り厚90mm程度のRC部材を対象に,ひび割れ幅の異なる供試体を用いて,8年間の長期暴露実験を行った。実験結果より,表面残留ひび割れ幅が0.2mm程度では,ひび割れ部からの塩化物イオンの浸透は見られないのに対し,表面残留ひび割れ幅が1.0mm以上になると,ひび割れ面での塩化物イオン量が高くなり,コンクリート表面よりもひび割れ面からの塩化物イオンの浸透が顕著となることが分かった。

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