[V-473] 薄板ペースト供試体を用いたコンクリート構造物の部位・部材毎の品質変化に基づく劣化環境評価手法に関する基礎的検討
キーワード:固定塩化物イオン、自由塩化物イオン、炭酸カルシウム、pH、イオン強度
本研究では,ペースト供試体を構造物の部位・部材に貼付し,コンクリート構造物の部位・部材毎の飛来塩分量の調査を行うとともに,回収前後の相組成変化を評価した.また,調査結果より構造物に貼付した供試体の暴露前後の品質の変化に基づき,新たな劣化環境評価手法を確立することを目的とし検討を行った.その結果,飛来塩分量の調査と相平衡計算の解析を組み合わせることで,部位・部材ごとのpHやイオン強度を評価し,中性化や塩害-ASRの複合劣化に対する調査においても,本検討が有効である可能性が示された.
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