[V-483] リング拘束供試体を適用したアクリル系ポリマーセメントモルタルの爆裂性状の評価検討
キーワード:ポリマーセメントモルタル、火災、爆裂、リング拘束供試体法、拘束応力、蒸気圧
コンクリートの爆裂性状の検討例は多くあるが,ポリマーセメントモルタル(以下,PCM)の爆裂性状は実験例が少なく不明なことが多い.高温下におけるPCMの爆裂性状を把握することは重要である.そこで,外部拘束を考慮した,リング拘束供試体法をPCMに適応して,爆裂性状を評価検討した.その結果,ポリマーの添加により,試験体の爆裂深さが大きくなることがわかった.また,見掛けのポアソン比,引張破壊ひずみ,弾性係数残存比にコンクリートの熱間データを用い,PCMの爆裂深さを推定すると,爆裂深さの推定値が実際の爆裂深さとおおむね一致した.以上より,リング拘束試験によりPCMの爆裂を検討できる可能性がある.
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