Japan Society of Civil Engineers 2019 Annual Meeting

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第V部門

ひび割れ

Thu. Sep 5, 2019 2:25 PM - 3:55 PM V-4 (幸町北5号館 524講義室)

座長:古賀 裕久(土木研究所)

[V-485] Study on self-healing of cementitious materials by supply of Ca2+ and CO32- under various temperature conditions

*千石 理紗1、崔 希燮2、井上 真澄2 (1. 北見工業大学大学院、2. 北見工業大学)

Keywords:Self-healing, Cementitious materials, CO2 nano-bubble, CaCO3, Vaterite

コンクリートは水分供給環境下において、ひび割れが十分に小さい場合に、独自の再水和反応や炭酸カルシウムの析出などによってひび割れが閉塞する自己治癒現象が確認されている。本研究では、セメント系材料に緻密な自己治癒物質を生成させるため、自己治癒に伴って生成される炭酸カルシウムの結晶形に着目し、温度条件が結晶形変化に及ぼす影響を明らかにすることを目的として各種温度条件下にて自己治癒実験を行った。その結果、水酸化カルシウム水溶液とともにエタノールと酸化カルシウムを混合した水溶液を用いて温度の調節およびCO32-ナノバブルを供給することによって炭酸カルシウム結晶の制御が可能であることを確認できた。

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