[V-490] 温湿度変動下におけるコンクリートの収縮ひび割れに関する検討
キーワード:収縮ひび割れ、温度、相対湿度、拘束応力、普通ポルトランドセメント、高炉セメントB種
構造物が置かれる環境では,通常,温湿度が変化するが,必ずしもそのような知見は多くない.本研究では,温湿度が変化した場合の,コンクリートの収縮ひび割れについて,要素レベルの供試体を用いて評価した.その結果,収縮ひび割れは,室内でのみ発生した.BBのひび割れ発生日は, Nと同等あるいは遅くなった.一方,ひび割れ発生時の応力強度比はBBのほうがNよりも小さい傾向であった.また,温湿度が変化する屋内では,室内と同等の応力強度比であっても収縮ひび割れは発生しなかった.このことから,温湿度が変化する場合,恒温恒湿下の場合とは傾向が異なる可能性が示された.
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