令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

クリープ・収縮

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 V-4 (幸町北5号館 524講義室)

座長:藤井 隆史(岡山大学)

[V-501] 温度降下速度の違いによる外部拘束ひび割れへの影響に関する検討

*小林 剛1、槙島 修1 (1. 飛島建設)

キーワード:外部拘束、温度ひび割れ、温度降下速度、クリープ

コンクリートの温度ひび割れの抑制手法として,ひび割れ制御指針では,保温養生によって温度ひび割れ抑制効果が大きくなることが示されている.また,保温養生は外部拘束を受ける壁部材のひび割れ抑制に有効であるとする報告もある.しかし,これらの効果は,定量的に評価できていない.本研究では,保温養生の適用による引張応力の低減効果を定量的に把握することを目指し,最高温度到達後の温度降下速度の変化が,発生するひずみに与える影響を実験的に評価した.この結果,保温条件の違いや施工時期の違いによって生じる温度降下速度の差異は,クリープに影響を与え,外部拘束による温度ひび割れの発生に影響を与えることを確認した.

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