[V-502] 細粗骨材の粒度分布を調整したコンクリートの骨材分散距離ー流動性の関係性
キーワード:細粗骨材粒度分布、余剰ペースト膜厚理論、骨材分散距離
コンクリートのコンシステンシーに関する研究は数多く蓄積されているが,骨材の粒度分布についてはJIS範囲内の骨材を用いた検討がほとんどである。一方,推奨される骨材の粒度分布や配合設計方法は世界的には統一されていないのが現状である。そこで,本検討ではJISの骨材粒度分布に拘らず,様々な粒度分布の骨材を用いたコンクリートのコンシステンシーの評価を行った。流動性評価には余剰ペースト膜厚理論を用いた。その結果,JISの粒度分布範囲外の細骨材を用いた配合であっても,スランプと骨材分散距離に正の相関があり,いくつかの配合では生コン配合よりもスランプ・骨材分散距離が向上した。
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