フレッシュコンクリート／ポンプ圧送

[V-508] 超高強度の繊維補強モルタルの圧送性に関する実験的検討

*西澤 彩¹、川西 貴士¹、武田 篤史¹、平田 隆祥¹ (1. 株式会社大林組)

キーワード：圧送、超高強度、吐出量、管内圧力損失

超高強度の材料は、水粉体比が極めて小さく粘性が高いため、圧送負荷の増大が懸念される。そこで、本研究は、水粉体比15.5%の超高強度の繊維補強モルタルを用いて、スクイーズ式ポンプによる圧送試験を行い、ホースの内径や圧送距離の違いが、管内圧力および吐出量に与える影響を実験的に検討した。その結果、内径50Aのホースを用いて、吐出圧力1.8MPaで圧送した場合、圧送距離20mで吐出量822 L/h、圧送距離 50mで吐出量491L/hであること、またホースの内径を40Aから50Aに1.25倍にすると、管内圧力損失を5分の1に低減できることを確認した。