[V-51] 遠心成形を利用した杭体内の鋼繊維分布と配向の改善に関する基礎的研究
キーワード:鋼繊維補強コンクリート、プレキャストコンクリート杭、遠心成形、X 線撮影、せん断耐力
プレキャストコンクリート杭は,地震作用を受けても曲げが卓越する場合が多く,せん断破壊を防ぐために必要なせん断補強鉄筋量は橋脚などに比べて大幅に少ない.本研究は,プレストレストコンクリート杭の製造時に用いられる遠心成形を利用して,コンクリート内に付加した鋼繊維を杭軸直角方向に向け,せん断力を効果的に負担させ,プレストレストコンクリート杭へのせん断補強鉄筋の配筋を無くすことを最終的な目的としている.その基礎検討として,遠心成形時の回転継続時間,高流動コンクリートの使用の有無,あるいは型枠内面の摩擦係数を実験パラメータとした杭体を製作し,X線撮影により鋼繊維の配向と分布を確認した.
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