[V-512] Evaluation of quality variations of cover concrete with compaction
Keywords:cover concrete, segregation, ultrasonic wave, viscosity of cement paste
コンクリート構造物の長期耐久性確保は，コンクリートが型枠の隅々まで充填し，計画配合通りの組成となっていることが前提となる．しかし，内部振動機によってコンクリートをかぶり部に流動させて充填した場合，鉄筋の干渉によりモルタルと粗骨材が分離し，本来の耐久性を発揮出来なくなる懸念がある．本研究では，コンクリートの配合および内部振動機の挿入位置がかぶり部コンクリートの品質変動に及ぼす影響を明らかとすることを目的とし，実験的検討を行った．その結果，振動機挿入位置を鉄筋から75mmかつW/C=50％の場合，配筋内部側から均質な状態でかぶり部に充填したと推測され，ペーストの粘性が品質に影響することが示された.
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