令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

特殊コンクリート

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 V-5 (幸町北5号館 第4会議室)

座長:宇野 洋志城(佐藤工業)

[V-518] 寒冷地沿岸域に5年間曝露した重量コンクリートの物性評価

*当銘 葵1、肥後 康秀1、早川 隆之1 (1. 太平洋セメント株式会社)

キーワード:重量コンクリート、寒冷地、重量骨材、凍害、浸透性、相対動弾性係数

寒冷地沿岸域のコンクリート構造物は,凍結融解作用や飛来塩分による塩害の影響を受けて,スケーリングやひび割れなどの劣化を生じることがある.寒冷地では耐凍害性を確保するために適量の空気を連行する必要があるが,重量コンクリート構造物は密度を高くするために空気量は極力少なくした配合設計を行う.そこで本検討では,空気量を3%以下とした重量コンクリートを寒冷地沿岸域に曝露し5年経過後のコンクリート物性を評価した.その結果,寒冷地沿岸域における重量コンクリートの曝露材齢5年経過時においては空気量を低く設計した配合においても充分な耐久性を有していると考えられる.

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