令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

特殊コンクリート

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 V-5 (幸町北5号館 第4会議室)

座長:宇野 洋志城(佐藤工業)

[V-519] 最低成膜温度の異なるポリマーエマルションを添加したモルタルの強度向上効果に関する検討

*高木 智子1、橋本 学1、渡邊 有寿1、森本 正和2 (1. 鹿島建設、2. 日本触媒)

キーワード:ポリマーセメントモルタル、ガラス転移温度、最低成膜温度、曲げ強度

ポリマーエマルションをモルタルに添加したポリマーセメントモルタル(PCM)は,引張強度の向上や耐摩耗性,耐凍害性の向上といった強度および耐久性の向上が図られることが既往の研究から明らかとなっており,補修材料や表面被覆材に用いられている。しかし,最低成膜温度(MFT)といったポリマーエマルションが保有する物性や養生温度といったPCMの強度発現に着目した検討は少ない。そこで,MFTと養生温度に着目したした検討を行った。その結果,圧縮強度はMFTが高いほど高くなる結果となったのに対し,曲げ強度は養生温度が高くなるほど高い強度向上効果を発揮した。

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