短繊維補強コンクリート（構造）(1)

[V-53] Study on fiber orientation of high strength fiber reinforced mortar used for seismic reinforcement

*笠倉 亮太¹、鈴木 将充¹、田所 敏弥²、宇治 公隆³ (1. 東急建設株式会社、2. 公益財団法鉄道総合技術研究所、3. 首都大学東京大学院)

Keywords:Ultra high strength fiber reinforced concrete, Steel fiber, Fiber orientation, Seismic reinforcement, Orientation factor, Tensile strength

筆者らは生産性の向上を目的とした耐震補強工法を開発した．開発した工法は，プレキャストパネルと高強度繊維補強モルタルを用いた耐震補強工法で，補強鉄筋の組立，型枠組立を省略でき，短期施工を可能としている．本研究では，本工法で用いるモルタルの繊維配向と直接引張強度の関係を明らかとするため，X線透過撮影と直接引張試験を実施した．その結果，繊維の配向と引張強度は比例関係にあることを明らかとした．