[V-538] 木灰を用いたバイオマスコンクリートの開発
キーワード:木灰コンクリート、飛灰、炭酸カルシウム、エトリンガイト、フリーデル氏塩
本研究の目的は自然エネルギーのみで物質循環するバイオマスコンクリートの開発である。木質バイオマス発電所から発生した木灰のうち,加湿処理を行わなかった飛灰を水と練り混ぜることで圧縮強度が得られた。この強度は,消石灰を一部置換した加湿飛灰を用いたコンクリートよりも高かった。粉末X線回折により,未加湿飛灰硬化体から,空気中で養生すると炭酸カルシウム,エトリンガイトおよびフリーデル氏塩が,二酸化炭素が空気中より高濃度であれば炭酸カルシウムのみが,低濃度であればエトリンガイトとフリーデル氏塩のみがそれぞれ生成されることを確認した。
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