非破壊試験法 (1)

[V-548] Comparison of contact times and rebound velocity ratios of heated concrete under different conditions by impact from the small hammer

*岩野 聡史¹、内田 慎哉²、春畑 仁一³、渡部 正⁴ (1. リック、2. 富山県立大学、3. 日本建築総合試験所、4. 日本大学)

Keywords:non-destructive test , concrete, damaged by fire, degradation estimation, contact time, rebound velocity ratio

筆者らは，コンクリート表面を小型ハンマで打撃し，ハンマに内蔵した加速度計で得られる打撃波形からコンクリートの品質を評価する方法について検討している。これまでの研究では，打撃波形からコンクリート表面の硬さの指標値となるハンマとコンクリートとの接触時間を測定してきた。しかしながら，打撃波形からは反発速度比を測定することも可能である。そこで本研究では，異なる条件での加熱により劣化させたコンクリート試験体を用いて，一つの打撃波形から接触時間と反発速度比の両者を測定し，両測定値の加熱による変化を比較した。その結果，劣化の状態によって，両者の相関関係が変化することを確認した。