非破壊試験法 (2)

[V-553] Influence of Reinforcing Bar on the Relationship between Stress and Ultrasonic Velocity Variation in Concrete

*永田 昂大¹、大野 健太郎¹、上野 敦¹、宇治 公隆¹、篠崎 裕生²、玉置 一清²、野並 優二²、湯浅 香織² (1. 首都大学東京、2. 三井住友建設)

Keywords:Concrete, Stress estimation, Ultrasonic velocity variation, Reinforcing bar

プレストレスコンクリート部材の応力推定に関して，非破壊による手法は未だ確立されていない．筆者らは超音波法によるコンクリートの応力推定に関する検討を行っており，載荷軸方向にて超音波法を適用することでコンクリートの応力と超音波速度変化率が比例することを明らかにした．一方，超音波伝搬経路と平行する内部鉄筋は超音波速度に影響する．本稿では，応力と超音波速度の関係および応力と超音波速度変化率の関係それぞれにおいて鉄筋の影響を検討した．その結果，超音波速度変化率を指標とすることで，鉄筋の影響を小さくできることを明らかにした．