[V-557] 高周波電磁場応答を用いたコンクリート中鋼材腐食の検出に関する基礎的検討
キーワード:鉄筋腐食、高周波交流磁場、コンクリート構造物、非破壊検査
コンクリート中の鋼材腐食は,構造の安全性や耐久性の低下や,その他の劣化現象の発生にもつながることから,腐食状況を適確に評価することが重要である.本研究では,腐食発生のごく初期段階における腐食生成物の生成状況を非破壊で評価するための新手法を検討した.基礎実験として,腐食状況を模擬した鋼板に高周波交流磁場を作用させ,その電磁場応答を計測した.本手法では,高周波交流磁場を作用させることで得られる表皮効果と,試験体の腐食の有無と腐食面積による計測結果の差に着目した.結果,鋼板が腐食部分を有する場合には健全な状態と異なる電磁場応答を示し,腐食範囲(50×50)mm2までその差を識別することができた.
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