[V-558] 二電極法を用いた断面修復部近傍における未補修部の電気抵抗の測定に関する解析的検討
キーワード:二電極法、断面修復材、電極寸法、電極間距離、電気抵抗
近年、RC部材の断面修復部における再劣化が問題となっている。コンクリート中の塩分量は、コンクリートの電気抵抗率と相関があるため、断面修復部近傍での未補修部の電気抵抗を測定することにより塩化物イオンの残存状況を把握し、再劣化の潜在可能性を把握できる可能性がある。そこで本検討では、電場解析を行うことで二電極法における断面修復部近傍での未補修部の電気抵抗を適切に計測できる測定条件に関する検討を行った。その結果、電極と未補修部との接触面が30mm×8mmかつ電極間距離を8mmとした場合、打継目からの距離を5mm以上とると、補修材の影響が小さくなる未補修部の電気抵抗を測定できる可能性が示唆された。
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