令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

非破壊試験法 (3)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 V-6 (幸町北6号館 611講義室)

座長:内田 慎哉(富山県立大学)

[V-560] 各種鉄筋探査機による鉄道構造物のかぶり測定精度に関する検討

*木全 伯光1、幸良 淳志1、仁平 達也1、田所 敏弥1 (1. 鉄道総合技術研究所)

キーワード:非破壊検査、鉄筋かぶり、電磁誘導法

かぶりはコンクリート構造物の耐久性に関する重要な指標である。かぶりの薄い箇所では鉄筋腐食に伴うコンクリートのはく落等が発生する場合があり,かぶりの薄い箇所を事前に把握することは維持管理上有効である。非破壊によるかぶりの測定法として電磁誘導法が挙げられるが,配筋の状況によっては測定誤差が生じる場合がある。本検討では,鉄道構造物の配筋を想定した場合の各種鉄筋探査機の測定精度を検討した。結果,RCラーメン高架橋の配筋を想定した場合,標準かぶりにおいて,測定値はかぶりよりも最大5mm程度小さくなることが分かったほか,かぶりが30mm以下においても,高い精度でかぶりの測定を行い得ることがわかった.

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