令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

評価・試験方法 (2)

2019年9月5日(木) 16:10 〜 17:40 V-6 (幸町北6号館 611講義室)

座長:竹田 宣典(広島工業大学)

[V-582] SEM-BSE画像解析による実構造物の毛細管空隙率と圧縮強度の関係

*土門 寛幸1、渡辺 暁央1、高橋 正一1 (1. 独立行政法人国立高等専門学校機構苫小牧工業高等専門学校)

キーワード:反射電子像、毛細管空隙、圧縮強度

コンクリートの毛細管空隙構造と強度には良い相関性があり性能を評価する上で重要である.空隙構造を評価する手法は複数存在するが,その一つである反射電子像による評価は研究レベルの領域を超えていないのが現状である.本研究では,実構造コンクリートから採取したコアについて反射電子像解析を行い強度との対応を検討した.コアの静弾性係数試験により圧縮強度を得た後に,コアから作製した試料の反射電子像を取得し,毛細管空隙について面積率を算出した.空隙の面積率が小さいほど強度が大きくなるという実験室レベルの結果と同様であったが,大きく外れる試料もあったことから,さらにデータの蓄積が必要である.

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