[V-587] T形断面RCはりのせん断耐力とフランジ内応力分布の関係に関する一考察
キーワード:T形断面、せん断耐力、圧縮突縁、単純支持、応力分布、有限要素解析
土木学会コンクリート標準示方書では、T形断面を有する棒部材のせん断耐力は、フランジ張出し部を無視した矩形断面に対して算定する。既往の研究では、せん断スパン比a/dが小さいほどT形断面RCはりのせん断耐力が大きくなることが報告されている。本研究では、フランジの寄与が大きいと考えられる比較的小さいa/dに対して、単純支持条件の圧縮突縁を有するT形断面RCはりの有限要素解析を実施し、フランジ内の応力分布と、せん断耐力に対するフランジの効果を検討した。その結果、フランジ厚が大きい場合では、せん断応力がフランジ内である程度一様に分布しており、フランジ幅の増加に伴って、せん断耐力が増加することがわかった。
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