短繊維補強コンクリート（構造）(2)／耐震

[V-59] Study on joint of UFC floor slab and steel girder filled by high strength fiber reinforced mortar.

*小嶋 進太郎¹、一宮 利通¹、永井 勇輔¹、小坂 崇²、長澤 光弥²、近藤 恒樹² (1. 鹿島建設、2. 阪神高速道路)

Keywords:ultrahigh-strength fiber-reinforced concrete, a slab constituting a road bridge, a stud with a head, Punching shear test, Fatigue test

筆者らは超高強度繊維補強コンクリートを用いた軽量で耐久性の高い道路橋床版を開発している．本床版と鋼桁の接合構造は，床版にスタッド用の箱抜きを設けておき，鋼桁と床版間の隙間と箱抜き部をモルタルで充填して一体化するものである．しかし，主桁支間が大きい橋梁では，スタッドへの作用せん断力が大きいため，必要となるスタッド本数が多くなり配置が困難となる懸念がある．そこで，スタッド径を標準のものから大きくし，間詰め材には鋼繊維量を減らして流動性を高めたUFCを用い，接合部1ヵ所当たりの耐力向上を検討している．本接合構造の構造特性を確認するため，押抜きせん断試験および疲労試験を行った．