[V-593] 列車の使用時繰り返し載荷を想定したRCおよびPRC梁部材の振動特性評価
キーワード:鉄道高架橋、共振、疲労試験、コンクリート部材、有効剛性、等価減衰
高速鉄道における列車運行速度の向上,PRC桁等の低剛性桁の普及等により,コンクリート部材のひび割れの進展に伴う剛性低下が要因と考えられる列車通過時の顕著な共振例が報告されている.本稿では,コンクリート梁部材の使用時の振動特性評価を目的とした実験を実施した.静的載荷試験により,荷重の増加と共に低下するRC部材の有効剛性は既存式と整合である一方,PRC部材の有効剛性は過大評価となり,ブランソン則と整合的であること,疲労試験により,有効剛性はRC部材では6~16%程度,PRC部材では10~33%低下し,等価減衰はそれぞれ4.0%から0.5%程度,1.5%から0.5%に低下することを明らかにした.
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