令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

せん断・ねじり (2)/曲げ

2019年9月5日(木) 10:25 〜 11:55 V-7 (幸町北6号館 621講義室)

座長:村田 裕志(大成建設)

[V-595] ASRが生じたRC部材の含水率の低下が耐力に与える影響の実験的研究

*千頭 啓司1、築嶋 大輔1、廣田 元嗣1 (1. 東日本旅客鉄道株式会社)

キーワード:アルカリ骨材反応、ひび割れ、せん断耐力、防水工、乾燥

ASRが生じたRCラーメン高架橋の橋面に対して防水工等によって吸水を遮断する補修を検討している.過去の実験からASRにより損傷を受けたスラブ部材はせん断耐力が向上すると報告されており,これは膨張圧を軸方向鉄筋が拘束することで軸圧縮力が作用している効果と水平方向のひび割れが斜めひび割れの進展を妨げる効果によると報告されている.従って,防水工等により吸水を遮断した場合,コンクリートの含水率が低下することで,軸方向鉄筋の拘束が緩和され耐力が低下する可能性があると考えた.本論では,実高架橋から切り出したRCスラブ部材から梁試験体を使い,含水率を低下させた場合の耐力変化の有無を確認した結果を報告する.

講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。

パスワード