[V-603] FEMによる接着系ボルト定着部の定量的耐荷性能評価に向けた基礎的研究
キーワード:接着系アンカーボルト、FEM、付着特性、引抜き載荷試験、せん断載荷試験
限界状態設計法への移行にともない,あと施工アンカーボルト定着部では各部材の損傷を適切に制御することが重要である.本研究では,目視できないボルト定着部の耐荷性能を明らかにするため,任意の載荷方向におけるあと施工アンカーボルト定着部の耐荷性能を定量的に評価可能手法の確立を目指す.具体的には,FEMを用いて,鋼・コンクリート間の付着特性モデルを提案し,そのモデルの妥当性について静的引抜きシミュレーションから検証した.次に,提案モデルによるせん断力を受けるボルト定着部の耐荷性能を評価した.その結果,ボルト定着部を定量的に評価するためには静水圧の状況に応じて変化する付着特性モデルの有用性を確認した.
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