令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

付着・定着・継手 (1)

2019年9月5日(木) 12:40 〜 14:10 V-7 (幸町北6号館 621講義室)

座長:吉武 謙二(清水建設)

[V-605] 鋼管で拘束された重ね継手の引張性能に関する実験的研究

*安保 知紀1、石橋 忠良2、土井 至朗1、鈴木 雄太1 (1. 鉄建建設株式会社、2. JR東日本コンサルタンツ)

キーワード:鉄筋継手、重ね継手、プレキャスト工法、鋼管拘束

プレキャスト工法における重要な要素は部材の接合方法であり,その中でも鉄筋の継手方法はプレキャスト工法の性能や施工性に大きな影響を与える.プレキャスト柱部材の鉄筋の継手の多くは機械式継手を用いているが,グラウトの注入等の多くの作業が必要になる.そこで,施工が容易である重ね継手に着目すると,スパイラル鉄筋により重ね継手を拘束することで引張性能が向上することが報告されている.現場施工を極力省略化できるプレキャスト工法の開発を目的に,鉄筋の重ね継手の周囲を鋼管で拘束する継手の実物大の引張試験を実施したので,試験から得られた知見をまとめる.

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