短繊維補強コンクリート（構造）(2)／耐震

[V-61] PVA-UFC製埋設型枠を用いたRC梁の曲げ耐荷性能に関する実験的検討

*小林 裕貴¹、中村 慶一¹、石塚 健一²、湯浅 憲人³ (1. エスイー、2. 飛島建設、3. 千葉窯業)

キーワード：埋設型枠、超高強度繊維補強コンクリート、PVA繊維、曲げ載荷、耐久性

近年，現場での生産性向上の観点から、埋設型枠工法が注目されている。そこで本研究では、ＰＶＡ繊維を用いたＰＶＡ－ＵＦＣ製の埋設型枠を用いたＲＣ梁の曲げ載荷試験を実施し、曲げ耐荷性能の基礎的な評価を行った。試験より、型枠表面に凸形状を設けることで終局時までコンクリートとの一体性が保たれ、部材の長寿命化が期待できること、圧縮側に配置した型枠を構造部材とみなせること、および、ひび割れ耐力が向上し、耐久性向上が期待できることが確認できた。また最大耐力の向上にも繋がる可能性があり、今後検討を進める。