令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

講演情報

第V部門

短繊維補強コンクリート(構造)(2)/耐震

2019年9月3日(火) 16:40 〜 18:10 V-2 (幸町北5号館 522講義室)

座長:滝本 和志

[V-66] データベースに基づく高強度材料を用いたRC柱の変形性能に関する一考察

*佐藤 祐子1、中田 裕喜1、田所 敏弥1、岡本 大1 (1. 公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:高強度コンクリート、高強度鉄筋、曲げ耐力、変形性能

鉄筋コンクリート構造物の過密配筋対策や耐久性の向上等には高強度材料の適用が有効であるが,軸方向鉄筋にSD490を用いた場合の変形性能にコンクリートの圧縮強度が依存することや,横拘束鉄筋にSD1275相当を用いた場合に計算で考慮可能な横拘束鉄筋降伏強度に上限が存在することが報告されている.本研究では,高強度材料を用いた既往の実験結果を比較し,変形性能算定法における横拘束鉄筋強度の上限は平均的には800~900N/mm2程度であること,軸方向鉄筋がSD490の場合に,コンクリートの圧縮強度が40N/mm2程度より小さくなると計算値が実験値を過大に評価することなどがわかった.

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