[VI-1002] 高耐震性パイルベント橋脚の開発と設計
ー首都高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)更新工事におけるう回路構築の急速施工ー
キーワード:高耐震性パイルベント橋脚、孔あき鋼板ジベル、リブ付き二重鋼管接合構造、プレキャスト化、急速施工
供用後50年以上経過した首都高速1号羽田線は,長期耐久性・維持管理性の確保が困難なため,現在,大規模更新工事として造り替えを行っている.本工事では,交通影響を極力低減する必要があるため,通行止めを長期間行わずに段階的に施工する.2020年東京五輪時には,新設構造物で迎える計画となっているため,延長約1.9kmのう回路の構築期間は,現地着工からわずか16ケ月間であった.また,約7年間の供用期間のう回路にも本設同等の耐震性・供用性の確保が求められたため,急速施工ができかつ耐震性を有する高耐震性パイルベント橋脚を開発し適用した.
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