[VI-1005] 不等沈下により支点移動が生じた既設アーチ橋における付加応力軽減策について
キーワード:アーチ橋、不等沈下、設計施工一括契約、長寿命化工事、橋梁の維持管理
堂島大橋では、地盤沈下により橋全体が不等沈下しアーチリブに支点移動が生じるとともに、床版等の老朽化が進行していた。一方、下部工やアーチリブ自体は比較的健全であったため、支点移動に伴い発生する内部応力である付加応力を軽減した上で、床版等の取り替え等を行うこととした。本対策は、高度な設計施工技術が必要であったため、総合評価落札方式における設計・施工一括発注方式により工事発注した。工事では、事前に支点移動量を推定した上で、反力管理を行いながらジャッキアップして、支承のピンを小判型のピンに取り替えることでアーチリブの支点移動を解消させ、付加応力の軽減を図った。
講演概要PDFパスワード認証
講演概要PDFの閲覧にはパスワードが必要です。パスワードを入力して認証してください。