リニューアル (9)

[VI-1017] Examination of maintenance management for fatigue damage of welded joints of sole plate in Hokuriku shinkansen composite girder

坪川 俊行¹、*米山 義広¹、丹羽 雄一郎² (1. 西日本旅客鉄道株式会社 金沢土木技術センター、2. 西日本旅客鉄道株式会社 構造技術室)

Keywords:steel railway composite gairder, welded joints of sole plate, fatigue damage, Preventive maintenance

鋼鉄道橋において規模の大きい橋梁ではBP-A支承が用いられるケースが多く，懸案事項として，支承の可動不良等に起因して，ソールプレート溶接部にき裂が発生した事例がある．本研究では，合成桁の供用開始初期のソールプレート溶接部の応力性状および支承の挙動に関して，現状把握と今後の維持管理方針を検討するため，支承の挙動および応力の計測を行った．計測結果により北陸新幹線の供用開始初期橋梁において桁の曲げに対して支承の回転が追従しなかったことで，下フランジの局部的な面外曲げによる応力集中が生じていることが分かった．対策として，溶接ビードのグラインダー仕上げやピーニングの実施を検討している．