[VI-1017] 北陸新幹線合成桁ソールプレート溶接部の疲労に対する維持管理方針の検討
キーワード:鋼・合成鉄道橋、ソールプレート溶接部、疲労き裂、予防保全
鋼鉄道橋において規模の大きい橋梁ではBP-A支承が用いられるケースが多く,懸案事項として,支承の可動不良等に起因して,ソールプレート溶接部にき裂が発生した事例がある.本研究では,合成桁の供用開始初期のソールプレート溶接部の応力性状および支承の挙動に関して,現状把握と今後の維持管理方針を検討するため,支承の挙動および応力の計測を行った.計測結果により北陸新幹線の供用開始初期橋梁において桁の曲げに対して支承の回転が追従しなかったことで,下フランジの局部的な面外曲げによる応力集中が生じていることが分かった.対策として,溶接ビードのグラインダー仕上げやピーニングの実施を検討している.
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