リニューアル (9)

[VI-1019] 専用架設機によるUFC床版架設時の鋼桁ひずみ計測

*永井 勇輔¹、一宮 利通¹、村岸 聖介¹、鈴木 英之²、藤原 理絵² (1. 鹿島建設、2. 阪神高速道路)

キーワード：超高強度繊維補強コンクリート、UFC、道路橋床板、専用架設機、鋼桁ひずみ

筆者らは、RC床版の更新に対応する技術として超高強度繊維補強コンクリートを用いた軽量かつ耐久性の高い床版（UFC床版）の開発を進めており、阪神高速道路玉出入路の床版取替工事に初適用した。一般的な床版取替工事では揚重機が用いられるが、UFC床版の架設には専用架設機を使用した。UFC床版は軽量かつ高強度であるため、専用架設機は架設した床版上を走行でき、側道の通行規制を必要とせずに床版の架設が可能となる。その一方、鋼桁には架設する床版に加えて専用架設機の重量による曲げモーメントが発生するため、鋼桁が座屈することが懸念された。そこで施工にあたっては、安全性確認のために鋼桁のひずみ計測を行った。